インティマレーザー

負担が少ないレーザー治療 インティマレーザー Fotona Choose Perfection
負担が少ないレーザー治療 インティマレーザー Fotona Choose Perfection

インティマレーザーとは

現在国内でもっとも普及している腹圧性尿失禁の手術療法は尿道スリング手術でメッシュテープを用いるTOTとTVT、骨盤臓器脱ではメッシュを用いたTVMとLSCです。良好な治療成績と長期の治療効果の維持を得られている反面、メッシュという人体にとっての異物を挿入するということで、稀ですが無視できない合併症や後遺症(メッシュトラブル:感染症、出血、びらん、痛み、メッシュの露出、排尿症状の悪化、性交満足度の低下、他臓器損傷など)が問題となっており、海外では訴訟問題や注意勧告や全面禁止の国もあります(しかし、メッシュ手術により大きな恩恵を受けられる患者さんが大勢いるのも事実であり、全てを否定することはできません)。

そのため、当院では自費になりますが、海外で行われている最新のレーザー治療を開始いたしました。このレーザーはインティマレーザーと呼ばれ、海外では良好な治療成績と安全性が多数報告されており、近年では国内でも良好な治療成績が報告されております。

方法は膣と尿道にレーザーを照射することで膣全体および尿道の血流の改善と周囲の組織が活性化して、コラーゲンや筋肉が増えることで尿道を支え、腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱の治療につながるわけです。
治療対象例は幅広く妊娠希望の若い女性からご高齢の方まで可能です。
治療時間は20~30分程度、麻酔はクリーム麻酔による局所麻酔で外来での治療が可能です。
重篤な合併症はこれまで報告されておりません。

勿論、デメリットもあります。2~3年で効果は無くなってしまうとされています(維持療法や再治療も可能です)。
そして、重症例では効果が期待できない点です。

インティマレーザー

このような症状でお悩みの方へ

膣、膣口のゆるみ/尿漏れ/性満足度/閉経後性器尿路感染症(GSM)(加齢・ホルモン低下による膣のかゆみ・性行為痛)

インティマレーザーの特徴

フォトナレーザーの膣縮小術は切らない・縫わない・局所麻酔不要な膣縮小のレーザー治療です。
使用するアプリケーターは2種類あり、膣縮小の治療を希望される場合と、尿失禁の症状もある場合で、1種類のみを使用するのか、両方使用するかが変わってきます。

インティマレーザー | 大分泌尿器科病院 | アプリケーター
インティマレーザー | 大分泌尿器科病院 | 女性の骨盤内の臓器

膣とは内生殖器と言われるものの一つです。
本来、膣は水分を十分に含み、膣口は引き締まっている状態ですが、加齢や経膣分娩に伴い、粘膜は水分を保てなくなり膣や尿道を支える筋肉が弱くなったり痛んだりしてしまいます。
これにより、膣がゆるみ、締まりが悪くなり、いわゆる「お湯漏れ」といったような症状や、くしゃみをした時に思わず尿が漏れてしまう「尿失禁」などの症状が起こります。

スムースモード(非蒸散サーマルモード)

膣粘膜を傷つけることなく、膣粘膜に60度から65度の十分な熱効果を与えることが出来る特殊なレーザー光。
膣粘膜の表面だけでなく筋層にまで熱効果をじんわり届けることができる為膣の潤いを回復すると同時にコラーゲンのリモデリングによるタイトニングを可能にしました。
血流が促進され、弾力性がアップ。さらに、膣そのものやその周囲が引き締まることにより、くしゃみや力を入れたときにおこる腹圧性尿失禁に対しても、膀胱が元の位置に引き上げられる為、外科的手術をせずに、改善が期待できます。

施術の流れ

01カウンセリング

患者様のお悩みをカウンセリングでお伺いし、施術を決定していきます。

02麻酔

麻酔はクリーム麻酔による局所麻酔です。

03施術

  • 膣内にアプリケーターを挿入し、膣全体にレーザー照射します。
  • アプリケーターを変更し、膣口にも照射します。

04アフターケア

痛みや赤みを防ぐために当院で調合した軟膏をお渡しします。

施術メニュー

Fotona Smooth® レーザー治療

便もれ レーザー光を肛門内及び肛門周囲に照射することで年齢とともに減少したコラーゲンの再生を促進し、骨盤底筋を刺激することで肛門のゆるみによって生じる便もれなどの症状を改善する治療法です。 100,000円
ED 特殊な2種類のレーザー光を尿道及び陰茎に照射し、加齢や糖尿病、心血管疾患・脳疾患などの既往歴より血管がダメージを受けることによって生じた血管性EDの患者さんの陰茎の血管の修復と血流を改善することで、EDの改善を行う治療です。レーザー単独では効果不十分でも、ED薬と併用することでさらに勃起力の改善が期待できます。 100,000円

治療の際の注意点

治療前の注意点

光過敏症、光アレルギー、てんかん、ヘルペス、カンジタ、その他の感染症などの既往症、症状がある場合は事前にご相談ください。
生理中は施術を避けてください。

治療後の注意点

  • 治療の刺激によりオリモノが増加することがありますが心配いりません。
  • 1週間程度で収まってきますので、オリモノシートなどで対応してください。
  • 当日はシャワーのみにして湯舟にはつからないでください。
  • 照射当日のアルコール摂取はお控えください。
  • 照射後数時間は程度は照射部位がヒリヒリすることがあります。

基本情報

施術時間 10分〜20分程度
麻酔・施術の痛み クリーム麻酔による局所麻酔です。
通院ペース 3~4回の治療が必要で、4週間に1回行います。
ダウンタイム 3~7日

当院ではレーザーの特色を生かし、患者の皆様一人ひとりに適した治療を行っております。